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夕陽燃える日 [黄昏に向かって]

朝の光で目を覚まし陽が沈んだら眠る、大昔の人々はそんな暮らしをしていたのですね。確かに遠い日ですが、朝日を浴びてラジオ体操した日、私にもありました。
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30歳まで暮らした早稲田の家も、転居後の川越の家も残念ながら部屋の奥まで朝日が入る家ではありませんでした。亡くなった夫が朝日の入る場所に引っ越したい!よく言っていたことを思い出します。私は元来朝寝坊ですから夫のような願望はなかったのですが、それでもこの頃は「朝の光で目を覚ますって、ちょっと素敵かな」そう思います。
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実は私、眩しい真っ赤な夕陽が大好きです。朝の太陽はとても優しいのですが、夕陽を見ていると何か意志のようなものを感じるのです。あんなにギラギラと輝き周囲の景色まで真っ赤に染めるのに、まだ諦めきれず沈む瞬間まで見る人を魅了されるあの姿。ミステリアアスで大好きです。
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日々『歳を重ねてゆく私』ですが、この世への未練は沢山あります。私は夕陽のエネルギーの中に人の魂を燃やし続ける何かがあるのだと信じています。そういえば先日ある方から私の事「熱いですね」と言って頂きました(笑)。そうなのです、いつも何かに燃えていた方が『生きている実感』がある気がしています。
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今週は連休ではなく明日は仕事です。そこで今日の午後はカメラ片手に散歩を、あまり人通りのない裏通りを通って約1時間半の散歩でした。来月からは例年通り半年間の公開講座がスタートします。しっかり体力をつけておかないと。これからも時間を見て散歩を心がけてみようと思っています。

※今日の写真は川越駅(東口) 同花壇 同時計 街角の休憩所

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十五夜の下で。 [黄昏に向かって]

十五夜を見て来ました。近所の公園ではやっぱり既に撮影がスタートしていました。私は例によって手に入る程の赤いカメラ、唯一残った夫の遺品。さてお目当ての十五夜、本当にまん丸。時折雲に隠れまた顔を出すさまに母の顔がぼ~っと浮かびます。

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最近話題の宇宙旅行の話、若しかかしたらいまに誰でも月に行ける日が来るのでしょうか。そこにはウサギはいないとしても…。もう少し生きていたい、時々そんな風に思う事があります。連休3日目の今日は教室へ。レッスン後は私自身の歌いたい曲、覚えたい曲をひたすら歌います。

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歌うほどに汗ばんできます。次第に体が軽くなり心も軽くなります。やっぱり歌はいいなぁ~と心から思います。最近は私が30代頃の歌を見つけては歌っています。勿論懐かしいからですが、人情の機微を感じる曲に時々うるうると。歌い続けて15年が経ちました。

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もっと昔から数えれば3歳ぐらいから歌い続けていました。小さなおもちゃの赤いピアノで聴きたての童謡を弾き語りしていました。なのに今はピアノは無理です。それにはちょっと訳があります。小学校の3年生の時、早稲田に転居して間もなくの頃でした。同じクラスMさんおお家へ行った折です。彼女は頭もよくピアノも上手でした。お父様は大学の先生。家に帰って母にせがみ私もピアノを習う事に。さてその初日の事です。ピアノ教師の女性から小指が届くようになってから又いらっしゃい!と告げられました。以来ピアノへは近づかなくなった私。

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余談でしたね。さていよいよ秋本番、私の教室も忙しくなります。生徒さんお募集、公開講座、5周年記念のイベントも開催したいし。生徒さんが増えることはとても嬉しいのですが、いきおい覚える曲も増えます。新曲を希望される方が多いので、教室の棚にはどんどんCDの数が増えてゆきます。その分費用もどんどん増えてゆきます。家に帰っても聴きながら別お仕事をしています。PR用のパンフレットやシーズンごとに講座案内(三つ折り)譜面の整理。すべて私一人の仕事なのでかなり疲れます。しかし楽しい日々です。何時までもこの穏やかな暮らしが続くように月の中の母にさっき頼んでおきました。



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さとりちゃんの話 [黄昏に向かって]

もう6年も前になります。facebookの投稿した名も知らぬ鳥の写真、これを見たKさんから頂いたコメントには『この鳥は“さとり”といいます。』とありました。えっ“さとり?”私は一瞬そう思いましたが、もう一度読み直してみると、それはきっと『悟り』の事だと知りました。
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あれから大勢の方の励ましと叱咤激励を頂きながら今に至っています。思えば遠い道でした。連れ合いの突然の死は、この世に地獄があるのなら、目の前にある光景が地獄なのかも知れないと思った程でした。当時の私はその3年前の2009年9月のCDデビュー以来、歌手として更なる飛躍を目指し一目散に駆け上ろうとしていた時期でした。
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独り暮らしはすべての希望を失わせ、半年も待たずして、家中の電気、ガス、水道迄止まってしまいました。貸していたアパート収入も一人去り二人去りと。もう「生きられない!」と思いました。親しかった友人数名にお別れの手紙や電話をしました。最寄駅のホームの最先端から近づいてくる列車をじっと眺めました。かろうじてその気持ちを食い止めたのは家に待っている当時15歳になったトラ吉の存在でした。夫が可愛がっていた茶トラ猫はショックから病気がちになっていました。
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さて、その後の生還までの詳細は今は未だ綴れませんが、当時の私には世間は本当に冷く思えました。孤独死や餓死という言葉ばかりが目に付いていました。そんな私をきめ細かく助けて下さったのは猫友のHNさんとご主人と長年お店経営をしているAKさんでした。お二人の協力がなかったら、当初の危機は乗り越えられなかったと今でも思っています。そして先の見えない満願の日を、私は待ち続けていました(※ここで言う『満願』とは私を襲う魑魅魍魎たちが消滅する日の事です)。
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運命とは何がきっかけで好転する計り知れません。2012年から2年後の2014年2月、大雪の日でした。右足の大やけどが治らない私は雪道を歩く為に『赤い革靴』に足を入れました。かなりの激痛です。しかし大切な外出ですから、何が何でも目的地に辿り着きたいと思いました。すでに愛車もなく、タクシーを利用する余裕もない私、徒歩と電車で目的地へ向かう事にして、トラ吉を残し家を出ました。
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白い雪に赤い靴、家の前の電線には沢山の冬鳥たちが止まって囀っていました。この光景に何となく心が軽くなった私、最寄り駅までは普段の倍ぐらいは掛りましたが、痛みも忘れて歩いたように覚えています。そして上り電車で2つ目、目的の駅に降り立ちました。駅から7.8分の目的地が近づいたとき、その時まさに運命の女神が微笑んだのです。
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その後の私、仕事も軌道に乗り、平穏な日々を送っています。しかし残念な事にあの経験が生かされないのか、未だに迷いが多く様々な煩悩に苛まれています。その時いつも思い出すのが、冒頭で紹介した『さとりちゃん』の事です。何処にいるのだろう~さとりちゃん。家の近くでも時々“さとりちゃん”に似たヒヨドリを見かけますが、私の探す『さとりちゃん』ではないようです。まだまだ人生修行が足らない私です。



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足の爪 [黄昏に向かって]

ご無沙汰致しました。気が付けば立秋も過ぎてお盆ですね。どうしたのか猛烈な眠気に襲われる日々が続いていました。何とか「気持ちだけはシャンとして生きよう~」と懸命でした。眠気のパターンは色々なのですが、居眠りとも違ういわゆる意識が朦朧という感じにあとになって思いますが。
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心配は心配ですが、とにかくこの暑さでは何があっても可笑しくないとも思いましたので、眠れるだけ眠って過ごしていました。最近ふと思うところあって食生活を大幅に変えたところ、かなり収まってきたようで、ほっとしています。
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今週は土日が連休でしたので、外出はせずに続けて休養の予定で、テレビを見たりリラックスして過ごしていました。食事も枝豆、アスパラガス、厚揚げ、海苔、ブロッコリー、トマト、サバ缶、ご飯、摺りゴマは茹でたアスパラと混ぜて。一度に全部ではありませんが、三食はこれを適当に分けて。甘味はお汁粉。あっさりした食事ですが、暫く肉類はお休みにしました。
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心身ともにリフレッシュされた夕食後の事です。ふと自分の足を見るといつの間に伸びたのか何という長い爪、吃驚して爪切りを探しました。しかし大きな爪切りは見つからず、手の指用の爪切りしか見当たりません。仕方なくちょっと大変でしたが小さな爪切りで足の爪を切りました。
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足の爪を切りながらふと母を思い出した私、実は母はとても甘えん坊だったのです。私が20台の頃から「ねえ~都ちゃん、爪きって」と私にせがみます。可笑しくてなんだかちょと可愛くて。母が60歳になって私と川越に転居してからは、爪に加えて『髪洗って…」と。耳を両の手で塞いで、まるで子供の様でした。
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ところで8月になってすぐ植木屋さんが入り、柏葉紫陽花が剪定されました。来年再び咲く為に必要な剪定らしいのですが、2カ月以上も愛でていたその花、やっと3本目が開き始めたのに、バッサリと。その別れが辛くて食欲を失うほどがっかりした私でした。ふと子供の頃の庭を思い出していました。人間って不思議ですね、幾つになっても幼い日が蘇るのですもの。
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ネーミング [黄昏に向かって]

何時かはずっと眠ったままになるのに、解ってはいるのですが、それでも何だかとても無性に眠くなります。昨日もそうでした。家に帰ると着替えもせずに、食事もせずに物凄い眠気に襲われそのまま眠ってしまいました。かろうじてベッドには辿りついたのですが。気が付くと午前2時。電気もテレビもつけたまま5時間が経っていました。
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このような状態は数年に一回置きますが、起きた後は爽やかです。しかし今回は2日間連続です。27日8時に帰宅し、帰りにデパ地下で買ったカモ肉、納豆、トマトジュース、小松菜、とんかつ等々を買物袋から出さないまま寝てしまった私。目が覚めたのが午前2時頃でした。台風が気になって窓を開けましたが何も変わっていません。安心してなのか空腹感があり少し食べました。しかし胃痛になり仕方なく薬を飲んでまた横になりました。そのまま眠ったようで次に目が覚めてたんは28日午前11時、耳元の携帯が鳴って目が覚めたのです。紹介いただいた生徒さんからでした。今回は見合わせたいと…。
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大汗をかいていたので急いで窓を開けると案外いい風が吹いています。「あら台風は…」そう思いながら例の赤いカメラを持って庭に出ます。花びらや葉っぱに沢山の雫がたまっていましたので、夜中に降ったのでしょうね。軽く朝ごはんを。ご飯を炊くもの億劫な気がして、買い置きしてあるクラッカー、チーズ、チョコレート、ナッツ、ツナ缶。飲み物は600mlのペトボトルに入ったお水。これで結構、満腹に。
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その後、TVをつけても気が乗らないし入浴することに。いつもの半分ぐらいのお湯に入浴剤を入れ5分ほど浸かりました。やっぱり朝風呂はいいですね。しかしまた眠くなってベットへ戻ります。そこから9時間近く爆睡したようです。ぼぉ~とした頭で考えました。いたい昨日からどのくらい眠ったのだろうかと。起きていた時間はせいぜい2時間ぐらいですから。すると…、なんと22時間を眠った事になります。
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病気かもしれない!そう直感しました。しかし例にってお医者様にはゆこうとは思いません。苦しいわけではないので、神経疲労は少しありますが、食欲もあり意欲も戻ってきたので。今年の暑さには流石に負けそうではありますが、夏生まれなのでそれでも倒れるほどではないと思っていました。
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今回は自然治癒力が働いたのだと。つまり『寝だめ』だったのだと思います。話は替わりますが、今夜のfacebookに『後期高齢者』というメーミングが嫌いだと投稿しました。これから私自身が行く道ですから気になるのです。お年寄りという言葉には尊敬も人間の温かみ(情)もありますが、後期、前期に分けられてしますと、「その後はなんと表記しているの」等と、つい聞いてみたくなります。100歳時代に向かって何時までも若々しく輝きたいシニアが増えているのに。その人たちを応援する意味でももっと素敵なネーミング欲しい、私はそう思いますが、皆様は如何でしょうか。
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会食は楽し! [黄昏に向かって]

数日前に入った電話は幼馴染のE子さん、日曜に池袋のMホテルで会食をとのお誘い。連日の暑さで一瞬心に迷いがあったのですが、万難を排しても行きたいと思いました。
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前日の昨日は「何を着てゆこうかしら」と、ご多分にもれずあれこれと家の中を探す私。そして決まったのは白・紺・赤の色合いがバランスよく入った綿プリントのブラウスと紺のワイドパンツ、ラメ入りのローヒール。冷房が効いている場合に使用する上着は薄い透けるようなニットのカーディガンです。
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池袋駅から数分、Mホテル2階にある中華料理店でのお料理はフルコースで目で楽しく、味わって美味でした。何よりも長い付き合いの幼馴染のご家族、聞けばご主人が88歳、M子さんが77歳とのこと。そして今日は2人目の曽孫に逢いにこれから向かうとのことでした。
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帰路、なんだか嬉しくて!私も赤ちゃんに逢いたかった!そう思ったのですが、実はひ孫のお母さんとは彼女が小学生の頃に逢ったきりです。M子さんとご主人から始まった家族が今は…全員で集まると何人になるのだろうか…。M子さんのこぼれるような笑顔が浮かびます。おめでとう、そして有難う。今日は本当に幸せな一日でした。


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待っていたのです…貴方を。 [黄昏に向かって]

2週間ぶりの連休です。体調は今一つと言うところに。幸いお天気も上々なので先ずは洗濯、つぎに大掃除。朝ごはんは野菜たっぷりなスープとマンゴプリンで済ませました。久しぶりの穏やかな朝です。
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洗濯を干そうと外に出ると、5月の太陽と悪戯な風が青葉を揺らしています。その時僅かですが白い小さな蕾を見たような気がした。慌ててカメラを構えてシャッターを切りました。PCで確認するとやっぱり花です。まん丸な蕾が小さくてラッパのような花になり沢山咲いています。
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私はなんだか急に眼がしらが熱くなって、だって私この日を待っていたのですから。去年の梅雨の頃でした。目を覚ました私は変な臭いを感じ庭に出ました。すると、すっかり景色が変わった庭の姿に吃驚。
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隣家から大きく張り出した枝がバッサリ落とされ、私の庭の中央に大量の惨害が捨てられ、青々と茂っていた木の上に伐採された枝が山積されていました。さらにブロック塀の外側にある枝を全部切られた樹の姿にも吃驚。丸裸にされ幹まで削がれていたのです。何か狂気を感じて怖ろしいと思いました。
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庭の中央にある名も知らない低木は、柏餅の皮に似た葉をつけますが、いくら調べてもその名は分かりませんでした。秋になり薬剤散布でしなだれたままの葉も少しだけ色づき、いつの間にか落ちて冬枯れになっていました。しかし驚いたことに、春になると新芽が吹いてきたのです。その生命力に驚きましたが、そこには命を繋ぎたい、そういう樹の心があったのかも知れません。そして5月も終わりに近づいた今日、一つだけ伸びた房に小さな花が見つかりました。
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私はちょと目頭に熱いものを感じました。感動というのか口では尽くせない思いです。待っていたのです私…、あなたのことを。5月の太陽を浴びて私は樹にそう囁いてみました。

 補足:すみません今回も間違って画像なしにUPして。気が付いて一部修正加筆して再度UPさせていただきました。


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迷い道 [黄昏に向かって]

ご無沙汰いたしました。病というほどでも無いのですが、胃痛に眩暈に悩まされていました。5月病でも暑さのせいでもなく単なる我儘が原因だと思います。そんな中でも不思議に食欲は残っていましたので、命とは悲しいものです。
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今しがた迄YouTubeで歌を聞いていました。胃酸で喉まで傷んでしまったらしく、声を出す事に躊躇してしまいます。家ではあまり声も出さず、歌も聴くのみのです。先々への不安もありますが、先のことは分かりませんね。
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しかし精神的には回復しています。小さな庭に小さなグミが実ったり、名も知らない『柏餅の葉』に似た葉を持つ低木に、花のような房が出てきたり、去年は2輪しか咲かなかった紫陽花が6輪もの花をつけてり、だたそれだけなのに命の息吹を感じています。
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昨日のことです。教室が終わって駅前のデパ地下へ行きました。キャベツが欲しくて。するとまた偶然にSさんを発見。大恩人です。お嬢さんとご一緒でした。もとは猫友・犬友の仲でした。6年前から転居までの3年間、私から飼い猫に至るまで大変大変お世話になった方です。
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立ち話なのでほんの数分ですが、お嬢さんも交えて世間話。なんだか急に体の力が抜けて胸の痛さも治った気がします。そうなのです。人生という果てしない道で迷ったとき…昔の自分に出会うと人は、いいえ私は、内なる本当の自分に気付けるのかも知れませんね。
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今こそ『歌』を。 [黄昏に向かって]

哀しみは深いほど泣くことは出来ません。夫を失った時も、母の時も。しかし祖母の時だけは大泣きに泣きました。その時、私は17歳。祖母にすがっていつまでも何時までも泣きました。しかし母の時は泣く力さえ無い程、憔悴しきっていました。夫の時は事情が違っていたので、涙より不安で一杯でした。
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さてその後も紆余曲折の人生ではありましたが、今回のことで人の心が少しだけ見えてきました。川越はご承知のように観光の街に変貌しつつあります。物凄い活気に満ち溢れています。そのような時期にオレオレサギや広告サギの件は好ましくないのですね。たしかにそうかもしれません。穏やかな街・安心して過ごせる街だからこそ観光客は来て下さるですものね。それ故、私の災難は街からみれば迷惑な話しになります。
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さて、そうこうしているうちに5月も早半ば『うかうかしている』とあのうっとおしい梅雨に入ってしまいます。成功の秘訣は運と努力とタイミングだそうですが、まさに私は大概の場合、運はとっても良い方です。努力も人並みには致します。しかしタイミングの取り方、これはとても下手です。せっかちですから。早すぎるのです。一言で言うなら風が読めないのですね。
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私の人生、余すところどの位あるのか解りませんが、やっぱり急がないと。この10日間は『まさかの詐欺騒動』でしたが、これは私の中では既に解決しました。そこで中断していた体験講座や新しい試み、昭和歌謡を歌う会、それぞれを最初から組みなおそうと考えています。あせらず一歩一歩確実に進めたいので、すこし時間はかかりますが、自分の感を大切に進めようと思っています。
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いま昭和歌謡に多くの方の目が向いています。確かにその効果は、歌う本人にとっても聴く方にとっても絶大だと思います。その時代の自分を思い出す事で、確かな生きた軌跡を感じられますものね。歌いながらもふとその頃の自分に戻る事があります。そのとき、多くの方はとても『いい顔』されますね。私はこの現場を何回も何回も見ています。私自身も体中の血が動く感覚を覚えます。
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小さなライブを再開したい!どうしてもこの夢を叶えたいです。気張らず等身大プラスアルファーで勘弁していただき、小さな小さなMiyakoのライブしてみたいです。いいえ絶対に実行します。ここ数年でステージは嫌だと思うようになりました。理由は色々ありますが、経済的に難しい事と目が(左目)がかなり悪くなったようです。広い舞台では方向感覚が悪いとふらつく場合もあります。
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そんな訳で小さなお店の小さなライブ、独りよがりの勝手な言い分かも知れませんが、歌う人もいろいろ聞く方もいろいろ、『これしかダメ』そういう考えに縛られることなく歌人生を完結したいものです。しかし生徒さんには思い存分大きな舞台を踏んでいただけるよう、最後の力振り絞って頑張ろうと思います。
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いつも決意表明だけで終わってしまいますが(笑)、やっぱり年齢を考えると限界は必ず来ます。その時、自分が表面に出なくても私は裏方で十分幸せです。『出来ないからやらない』じゃなく、私のできることは最後までやります。やり通した時が夢の完結ですね。
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謹慎中です。 [黄昏に向かって]

悪夢は昨日の朝から始まりました。一件の見知らぬ電話のせいで、大パニックでした。犯罪者なのか、仕事に熱心すぎる人なのか…。今朝地元警察に聴いてみたら、最近この手の相談が多いそうです。少しほっとしました。
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すこし戻ってお話させてください。今年正月過ぎに一本の電話。聞いたことのある声です。『R』という雑誌に教室の広告出しませんか?という話でした。そのころ地元川越での広告考えていたのですが、新聞の折り込み広告にも出していたので、その雑誌に出す事にしますた。原稿は年初に出した埼玉新聞に出したものと同じ内容にしました。
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金額は21,600円でした。発売日は4月28日とのことで契約しました。T社という会社は本社が北海道札幌、私の担当は会津ということでした。担当はSさん、男性です。
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先月末に郵便で旅行雑誌『R』が届きました。中には21,600円の請求書。小さな広告ですが、それでも約束の赤字で目立つように出ていました。それから一週間ぐらい経った昨日、朝の10時ぐらいでした。出勤準備の忙しい時間ですが、携帯が鳴ります。相手は分かりませんが、webでも講習会の募集中でしたので急いで出てみました。
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開口一番、「雑誌『R』が出たので今度はうちの方です」と言う。「えっ」と聞き返す私に、「T社と同じ会社です」そんなニュアンスの返答でした。私が全く知らないというと、今担当の者呼ぶから~とまた叫ぶ。契約する筈が無いと言うと、T社と契約したとき一緒にしたのだという。続けてT社とは同じ会社だからと言う。
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これはオレオレ詐欺みたいと瞬間思った私、「消費者センターと警察に言いますよ」ときつく言うと、「そっちが警察ならこっちは弁護士を向けるぞ~」と、こんな感じだったと思いますが威嚇するように怒鳴ります。私の方から電話切りました
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その後すぐ110番をし今の内容を告げました。しばらくして地元警察からも相手の電話番号を教えてくださいと掛ってきました。すこし安心しましたが、念のため雑誌『R』の裏表紙に書かれた出版社に電話しました。電話に出たA氏に説明をしたところ、私が契約したT社は知っているとの事でした。
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夕方T社のお担当Sさんから電話。これこれしかじかと話すと、最近この手の話はよく聞くとのこと。それでも夜は心配なのでいろいろな方に聴いたり、webで調べたり。再度今朝警察に連絡しておきました。担当の方は、最近はこの手の相談が多いとの事でした。
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今日は幸い休みでしたので、ゆっくり家じゅうの書類を確認、当時T社と契約した際の原稿ゲラと金額が明記された書類が出てきました。よかったです。しかし世の中は随分ぶっそうな時代になったのですね。お蔭でこの2日殆ど食事してないので、体が軽くなった気がします。身辺が不安なのですが仕方ないですね。その脅かしてきた会社は都内にありますが、相当危険な会社だそうです。広告で命まで狙われる時代だなんて本当に恐ろしい世の中です。

昨日の混乱のなかで一度投稿したのですが、訂正があり削除しました。nice下さった皆様ごめんなさい。


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