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鶴が舞う日まで [八重の狐]

少し早めに教室を出て私は、自宅に主な荷物を置いて夕方の散歩に出かけました。この時間は一日で一番好きな時間です。きょうは幾分風が強くて薄着では首筋から風が入ってきます。急ぎ足で山野楽器さんへ。そこでCD1枚を受け取り、すぐそばのコンビニでアマゾンへの送金。画像処理のソフトを使いたいのでテキストを購入したのです。

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長い事使っていたフォトショップ.4年前の引っ越しで紛失。たまたまNETでみつけたフリーソフトをダウロードしたものの使い方が分からず思案していたら、アマゾンで使用方法のテキストを見つけ注文したのでした。
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さてその帰路、マルヒロへ足を向けた私、目的は地下の食料品売り場。ところが通常は使わない正面脇のドアから入った私は、奥の方に呉服の展示を見つけました。少し興味が覚えて、立ち寄ってみることに。そこは催事場らしく沢山の着物や帯そして和装の小物などが展示さていました。一番手前の振袖に近づいた私、そのプライスを見てみて吃驚です。ステージ衣装にしたい振袖が超破格値で出ているのです。
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実は私、ステージ用の着物は2着しかありません。ほとんどの場合購入せずに専門店でお借りします。豪華な衣装ばかりなので手入れが大変です。その都度お借りした方が手間がかからないのでそのようにしていました。しかし急な場合もあるので白地に牡丹と鳳凰が描かれた訪問着とエビ茶色に板しぼりの振袖、絞りの部分は白く出ます。このこの2着は購入して以来大切にしています。

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さて話は戻りますが、その朱赤に大胆な金箔銀箔で染め上げられた振袖を見ている内に私はふと「舞台でこの着物を着てみたい!」と思い始めたのです。何故かといいますと、その理由(わけ)は着物の絵柄にあったのです。とてもクラシカルな柄の振袖、若い時に流行ったそれと酷似していて、とても懐かしかったのです。勿論日常では着られませんが舞台衣装としての価値は十二分です。

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そんな経緯の結果まさかの購入となりました。この着物は古典的なな模様です。繊細で華やかな模様が描かれている上に、生地そのものにも模様が浮き出しています。これを地紋といいます。購入した着物の地紋は鶴が織り込まれています。実は鶴は私にとって特別な鳥です、なぜなら生後間もないお宮参りの祝着にも鶴が描かれ、結婚式の真紅の打掛には一面に鶴が飛んでいたのです。そんな訳で、この振袖に特別の愛着を持ってしまった私です。
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この着物に袖を通す日が来るかどうかは『神ならぬ身の知る由もなし』ですが、出来れば年内にでもこの振袖で『小江戸桜』を歌いたいと思っています。


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