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再びの春(その2) [黄昏に向かって]

待ちに待った仕事納めの昨日、午後5時で教室を出る事にしました。何故5時かと申しますと、実はその頃窓の外を見ると、夕焼けが見えるからなのです。空を見るのが大好きな私、青空でも入道雲が出ている時も、イワシ雲の空も、勿論星空も。しかし何といっても夕焼けの空を見るのが大好きです。
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さてあと2日でお正月、何ともワクワクします。幾つになってもお正月はいいのです。勿論今は晴れ着も来ませんし、おせち料理も作りません。でもお部屋とお風呂、そして仏壇だけは綺麗にしようと思っています。
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来年はなるたけ着物が着れる環境を作ってみたいとも思っている私ですが、ほかに生け花やお茶席への参加も考えています。どちらも昭和30年代の経験から来た発想ですが、老境に入っても通用するかどうか試してみたいと思っています。
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華道は池坊、昭和43年頃から7年程華道教師をしていました。茶道は裏千家、これは3年程しか習っていませんが何時も和服でお点前をしていました。どちらもすっかり忘れているかもしれません。また着物は母の影響を受けて幼児から20歳までちょくちょく着ていました。
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しかし30代になって外で働き始めてからは、殆ど着なくなった私、2009年に歌手になってから少しの間ですが舞台では着ていましたが街着としての和服にはすっかりご無沙汰です。しかし体型も変わってきた今、やっぱり着物も捨てがたいという気持ちが沸々としてきて、最後の贅沢をしようと考えています。
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幸い周囲にはスタイリストのKさんや様々な友人知人が居られますので、きっと楽しい事が起こりそうです。タンスには母の着物もありますし、川越は着物を着ての行事も沢山ありますので、母の墓前に見せに行きたいとも考えています。
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そしてもう一つ、私のオリジナル曲小江戸桜を桜の木の下で着物を着た私が歌う、この事は悲願ですが、川越に身よりも親族もいない私には、案外狭き門です。それでも『一念岩をも通す』とあるように、決して諦めずに挑戦し続けるつもりです。

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オリジナリティーありますか? [夢半ば]

言うまいと思えど「寒い!嗚呼、寒い!」しかし冬至から3日たったのだから本当は春までまっしぐらなのでは? 現実はそうは行かないのですね。何時の年だったか冬将軍を読み込んだ短歌をいたく喜んで頂いた事もありました。あれも春の夢だったのでしょうか?
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さて、数日生死の間を彷徨ったような変な感じの体調に見舞われました。とにかく寒い!しかし普通の寒さではないのです。裸で氷の上に座っているような、つまり朦朧としたようなへんてこな状態でした。目をあいているのも辛かったのですが、温かいお風呂で何とか乗り切りました。
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ところが今日の午後不思議な事が私の体に起こったのです。午後は予定が狂い、時間がだいぶ空きました。そこでこんな時とばかりいつもはなかなか歌う機会の少ない『美空ひばり』ちゃんの歌を10数曲程を歌いました。
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歌い始めでは、胸の横、わきの下の肋骨辺りがとても痛く声も出にくかったのですが、歌うほどに気分が良くなり、久しぶり、多分2~3年ぶりの歌なのに、自分でも不思議なくらい気持ちよく歌えます。大袈裟に言えば物に憑かれた様な不思議な感覚でした
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夕方川越駅前から続くクレアモールを2往復しました。沢山のお店に立ち寄りました。デパ地下、100円ショップ、お菓子屋さん(ここではチョコレートを買いました)、洋品店(バスタオルを一枚)、薬局(目薬、ゴミ袋)、お豆腐屋さん(がんもどき)歩くことが声にも大切です。
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帰宅後、あり合わせの野菜でお煮しめを作りました。昨日煮たブリの煮汁を再利用です。味が浸みて美味しい煮物ができました。出来上がりを待つ間、上機嫌で自撮りを30枚撮りました。お恥ずかしいですが、花の素顔です(笑)
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そういえば今年最後にいい事がありました。ご近所から皇帝ダリアを頂きました。低木でも育てられるそうなので、いろいろ咲かせたいと思います。来年が楽しみ~です。おやすみなさい。

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冬空の下で [歌人生]

この2日いくら眠っても眠り足らなかった私、何も考えていないし特に辛い事もない筈なのに何故か動かず布団にもぐっていたかったのです。
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若い頃の自分を思い出してみると、会社で失敗したり友を失ったり、失恋したりとそんな時には今日のように、いいえもっと長い時間眠りました。時には泣きながら眠りました。そして目が覚めた途端まるで新規の自分のように元気になっていた記憶があります。
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しかし今は違います。いくら眠っても残る焦燥感。原因は多分『焦り』だと思います。出来ない相談ですね。高齢化の波がどんどん押し寄せています。歌謡教室の先生も身体が資本、元気でなくては務まりません。ですが、この先どこまで続けられるかなんて誰も分かりませんね。
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兎に角、何か食べ物買ってこないと…、午後の陽射しが西に回りもう夕暮れが迫って来ます。デパ地下の途中で近所の神社にお参りしました。家路を急ぐのか鳥たちが騒がしく鳴いています。見ると名も知らぬ大きな樹、その頂の更に高く冬の空が広がっていました。
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買い物も済んで裏通りを家に向かって歩く私、途中で清々しい紅色の花を見つけました。八重咲の山茶花でしょうか。失礼でしたが余りにも綺麗だったので、2枚だけ撮らせて頂きました。


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あの日あの頃(私の場合) [黄昏に向かって]

この時期、湯たんぽは必需品になっている私です。電気毛布も、電気あんか等があるのに私は如何した訳か湯たんぽ党です。
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「手間が掛るでしょ」と言われますが、案外これが楽しいのです。最近の湯たんぽはカラフルなプラスチック製のものがあり、私も小型で黄色のものを使っています。就寝前の11時ころにお湯をいれると朝まで暖かく眠れます。
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明日は冬至、なんと云ってもゆず湯ですね。またまた昔の話になりますが、10歳ぐらいの私が入っていたのは木の浴槽でした。燃料は多分ガスだったと思いますが。木の感触は柔らかくて心まで温まるような入浴タイム。それ以前の園児の頃はお風呂屋さんへ行くことが多かった気がします。
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祖母はお風呂が大好きでしたので、ほぼ毎日“くちあけ”と言う、開店時に合わせてお風呂屋さんに行きました。私は祖母とお風呂に入るのが大好きで、何時も必ずついてゆきました。洗い場も広く祖母と私は真ん中の広いカランで背中の流しっこします。大きな祖母の背中、小さな子供にはかなり大変でした。
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「みやこ~」もう出ていいよ。祖母が大声で呼びます。顔が真っ赤になるまで湯船に浸かっている私、祖母が呼ぶまでじっと待っていたのです。その頃は母は外で働き。私はいつも祖母と一緒でした。眠る時も祖母と一緒。あの暖かさは湯たんぽも敵いませんね。では皆様おやすみなさい。
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写真は川越市の伊勢原にある桜並木、2012.05の写真です。すぐそばにある水鳥の来る池ではカルガモを撮っていました。
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感涙にむせびたい! [歌人生]

平成29年もあと10日余り、平成30年が一歩一歩と近づいてきました。今年は後悔の無い年にしたいと年初に誓ったとおり飛躍的な前進はありませんでしたが、穏やかで充実した一年間でした。
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世の中が目まぐるしく変化する中、ともすれば自分の立ち位置を見失うこともありますが、大きくぶれることなくここまで来られたことを本当に感謝、感謝です。
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そういえば今日は懐かしい方と通話しました。歌手デビューして2009の頃には始終お邪魔していたお店の美人ママさん。来年はお邪魔しようかと思っています。
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最近の私、歌い方が変わったようです。自分でもそんな気がします。理由は『肩の力が抜けた!』これが良かったのだと思います。教室は月4回または月2回のレッスンですが、私が声を出すのは延べ時間にすると60時間ぐらい位になります。
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かつて営業の仕事をしていたころは、若しかしたら今以上にしゃべっていたかも知れませんが、営業トークも大変ですが、やはり指導という事もとても大変です。しかし同時にとても幸せな仕事だと思います。
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今夜はいろいろ思い出しては涙ぐんでいます。泣くのではなくうれし涙かも知れません。ここまでくる道のりよりこれからの道のりの方が険しいのかも知れませんが、私は図らずもやり通せたのだから、これからもきっと出来る信じます。来年は『小江戸桜』に本当の春を見せてあげたいです。
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花の如くに [黄昏に向かって]

命とは不思議なものです。あんなに体が弱かった私がこうして元気に暮らしているのに、元気だった夫も同級生のSさんも、Mちゃんも今はいません。TVを見れば毎日のように訃報が報道されます。
ともすれば私の心も淋しさと不安で波立ちますが、一方ではやり残した事が沢山あって、10年後の自分を夢見ています。
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実は高齢者と言われる事に、まだ抵抗があります。だってもし今のままでいたら本当に体が動かなくなった時、どうやって暮らしたらいいのでしょう。国は在宅での介護を進めていますし、その負担金も心配です。また年金も減るばかりで、その中から介護費用も払えなくなったら…。そんな事考えていると、まだまだ元気で働きたいと思います。そんな訳で、高齢者と言って欲しくないのです。
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話は変わりますが、先ほど面白いものを見つけました。キッチンの片隅みに紫がかった小さな葉っぱを見つけました。ゴミかなって、でも手に取ってみれば古い大きなサツマイモから出ていたのです。何時サツマイモを此処に置いたのかも覚えていません。
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早速大きな瓶に飾ってみました。数時間たった現在はシックで瑞々しく咲いています。一方昨日見つけた菜花さん、小さかった蕾も色鮮やかに、こちらはピユアという表現にぴったり。そう、この二つの命は一度捨てははずの命でした。
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嬉しいです。小さな命を救ったことがとても。それに対して以前救えなかった愛猫達の命。貧乏でしたから手当も充分出来ずに。どちらも宿命(宿命)なのですね。美しい花も美しいままで涸れる訳にはゆきませんね。でも、花達は枯れてもそれなりの風情があります。私も何時の日かその日が来たら花の如くに…と。そう願っています。

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グラスワインを唇に… [歌人生]

宵闇が迫る駅前の風景です。場所は川越駅前(西口)。今夜は駅近くのお店で待ち合わせ。M子さんんからご招待頂きました。老舗のステーキのお店です。
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何となく懐かしさを覚えるお店の造作。そしてゆったりした時間が流れてゆきました。最初にスープ、そしてサラダが、次には大きなグラスワイン。ロゼでしょうか? 美味しい。実は私、少しなら飲めるのですが、もう10年以上アルコール類には口をつけません。しかしこの雰囲気でこの匂い、やぱり飲んでみたくなりました。
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運ばれてきたお肉を見て吃驚、なんと美しい色なのでしょうか? 目の前で焼きあがられた肉とニンニクを一緒に食べてみます。ホクホクのニンニクと柔らかいヒレ肉、秘伝のたれをつけて頂きました。そして再びワインを喉に落とします。
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青春の日々、あの感慨を今改めて思い出します。雑踏の街に落葉が舞う頃、不思議な事に女は失恋するのです。何故って?そうじゃないと名曲が生まれないから?  愚にも付かないようなこと思いながら、私の唇はまたしてもワイングラスへと近づいてゆくのでした。
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人生こんな日があってもいいのですね。少しだけならお酒を飲んでも好いですね。そうなのです明日になればまた、見えない何かに怯えて暮らす私になるのですから。客観的には何も怯える事は無いのです。でも私、幸せが逃げて行きそうで怖いのです。幾つになっても女ってやっぱり変ですね。
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年末までいろいろあった一年ですが、来年は戌年ですね。祖母の干支です。生きていれば…、128歳になっていた筈の祖母、明治の女でした。大声で怒られたことが一度もありません。大きな手と大きなおなかで私を抱いてくれた祖母。晩年は断髪にした白髪がとても綺麗でした。
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来年の事を言うと鬼が笑うかもしれませんが、今日はもう来年への仕込みを済ませてきました。私の頭の中は殆ど仕事の事ばかりです。来年度中には生徒さんを今の倍にまでしたい!その方が教室としての立場も確立できるのではと思うからです。しかし競争社会のなかですので思うほどに進みません。
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芝居で言えば出し物という事になるでしょうが、教室でも講座の内容によって集客率はきっと変わると思います。アイデア、寝る間も惜しんであれやこれやと。しかし『下手な考え休みに似たり』なので、ひたすら進み続けるしか策はないのかもそれません。それではおやすみなさい。





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風の街 [黄昏に向かって]

私は夕陽が好きです。夏のギラギラ燃えるような夕陽も好きだけれど、晩秋の夕暮れには格別な思いがあります。
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昼間の忙しさがそろそろ終わり、素の自分に戻る時間になると何とも言えない虚脱感があります。そして私はいつもの様に遠い山並みに落ちてゆく夕陽を見ています。曇った日は茜色の靄のような雲が垂れ込めていますがその景色にも心惹かれます。
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ああ、今日も無事でよかった、気疲れもあったけれど、昨日より今日の私は充実していると思うのです。そして駅前デパ地下で食料品を買い、馴染みの店で軽い会話を交わし、家路へと向かいます。
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商店街を一歩入ると静かな住宅街が続きます。細い道を歩き続けると、まだまだ冒険に巡り合えそうな魅力的なこの街。しかし目的もなく歩くにはもう年を取り過ぎています。いつも周囲には「100歳まで生きようね」と言っているのに、本音は100歳どころか今でも危ないのかと思う日もあります。
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ここの所の寒気のせいなのか、先日のちょっとしたトラブル以降、体の中を風が吹き抜けます。幼馴染も先に去り、職場の同僚たちとも疎遠になり、私が何者なのか全く無関心な人の波に埋没する自分。「もう疲れた~」と時々心で叫んでみても、「いいえ、まだまだ生きたい!、もっと自分の可能性を試してみたい!」ともう一つの心が叫びます。


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夢ひとつ。 [歌人生]

久しぶりにTVで映画を見ています。SFのような洋画、本当に暫くぶりです。かつては仕事を終え食事を終えた私たちは、毎日のようにTV映画を見ていました。それは10年どころか、始まりと終わりが記憶にない程で、その時間は私達の暮らしのリズムになっていました。そんな時間はもう二度とありません。
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私の人生では失うものもあったけれど得たものもあったようです。『歌』は基本的には好きだった私ですが、それは母の影響だと思います。小学生の頃から民謡や詩吟、歌謡曲、さのさ、都々逸、端唄などを母が教えて呉れました。そして中学生頃になると、学校の聖歌隊にはいり合唱をすることになりました。
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その頃、私は母と二人で東京からこの川越に転入しました。当時は川越で仕事を探すのは大変でしたが、運転免許に宅建免許を取ることで時期を待っていました。家業は東京での下宿屋は出来ず、アパート業に転向、親子二人で食べては行けますが、私の夢は独立した今でいうキャリアウーマン。
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30代・40第.50代…、本当に働き続けました。母も夫も旅立ち、沢山の思い出と共に私の人生はほぼ完了しました。しかし神様からのご褒美だったのでしょうか、今の歌謡教室を与えて頂きました。まだまだ未熟な先生ですが、一人一人の個性が光る指導が出来たらと願っています。
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歌は人生の様々な場面で私達に寄り添ってくれるものです。人生100年時代、歌の使命もますます大きいのです。どんな夢もまずは自分の体が健康でないと叶わないですね、私も体力づくりに真剣に取り組んでいます。そしていつの日か、何かを遺したい!それが私のたった一つの夢です。※(今日の写真:家の周りで見つけた冬隣り)
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節があるから…竹なんだ! [歌人生]

師走にしては麗らかなお日和です。相変わらずウィッグとフード付きのロングコートに身を固めて今日も出勤。商店街を行き交う人の視線がいやに優しい。
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今日の第一声は、松山恵子さんの『お別れ公衆電話』でした。実は随分むかしに聞いたような気がするのですが、『おけいちゃん』は毎朝1時間以上の発声練習を終生欠かさなかったと。
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凡人の私ですが、その精神は見習いたいと、日々努力を重ねています。しかし、「無駄な努力かしら…?」と時々思います。何故ってあまりにも道が遠すぎて、まるで雲海を彷徨う渡り鳥の心境です。
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今日は一つだけ好い事がありました。1年越しの生徒さん、Wさんが今年勉強した6曲を持参で見えました。忘年会等で歌うのだそうです。「先生、2曲選んでください」笑顔のWさん。コメント少々と、選んだ理由をコーヒー飲みながら伝えました。
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育てるという楽しさは格別です。こんな頼りない私を先生と言って慕い通って下さる方々に心から感謝です。Wさんも来年の目標が出来ました。そして私にも。しかし年の瀬、私生活での反省の弁となれば、それは『嫉妬と後悔』の日々。きっと業が深いのかもしれません。
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しかし来年は自分の幸せを見つけるつもりです。この5年間は独り暮らしに翻弄されました。家が無い、家族が無い、お金が無い、この無い無いづくしが信用の失墜を促すことを知りました。この先、何処まで挽回できるか。それも又、挑戦の甲斐があるのかも知れません。
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私は小学生の頃『竹』の絵を描くのが好きでした。お習字の小筆で、竹を懸命に描きました。特に節の描き方は子供心にも拘りがあって、少し曲線を用いて書いていた気がします。また20歳の頃習った陶芸、その最初の作品は『茶碗』でしたが、絵付けは竹の絵でした。
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竹の節は私の人生にそっくり、挫折しては挑戦、そしてまた挫折、そしてまた挑戦。何回繰り返したか覚えていない程。目標を探してはもう突進そして挫折。見るもの聴くものに興味を覚えそれを仕事に趣味に、生き甲斐にして今日まで過ごしてきました。気が付けばこの登山、すでに9合目に差し掛かっています。
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しかし、人生は若しかしてこれからが見せ場なのかもしれません。これからが本当の人生のように思えて来ました。誇大妄想の様ですが、何しろ私は竹なのです。今後少々の風が吹いたってしなやかに生き延びる事でしょう~。例え涸れて竹細工になったとしても、貴方の部屋を飾ります。

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