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十五夜の下で。 [黄昏に向かって]

十五夜を見て来ました。近所の公園ではやっぱり既に撮影がスタートしていました。私は例によって手に入る程の赤いカメラ、唯一残った夫の遺品。さてお目当ての十五夜、本当にまん丸。時折雲に隠れまた顔を出すさまに母の顔がぼ~っと浮かびます。

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最近話題の宇宙旅行の話、若しかかしたらいまに誰でも月に行ける日が来るのでしょうか。そこにはウサギはいないとしても…。もう少し生きていたい、時々そんな風に思う事があります。連休3日目の今日は教室へ。レッスン後は私自身の歌いたい曲、覚えたい曲をひたすら歌います。

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歌うほどに汗ばんできます。次第に体が軽くなり心も軽くなります。やっぱり歌はいいなぁ~と心から思います。最近は私が30代頃の歌を見つけては歌っています。勿論懐かしいからですが、人情の機微を感じる曲に時々うるうると。歌い続けて15年が経ちました。

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もっと昔から数えれば3歳ぐらいから歌い続けていました。小さなおもちゃの赤いピアノで聴きたての童謡を弾き語りしていました。なのに今はピアノは無理です。それにはちょっと訳があります。小学校の3年生の時、早稲田に転居して間もなくの頃でした。同じクラスMさんおお家へ行った折です。彼女は頭もよくピアノも上手でした。お父様は大学の先生。家に帰って母にせがみ私もピアノを習う事に。さてその初日の事です。ピアノ教師の女性から小指が届くようになってから又いらっしゃい!と告げられました。以来ピアノへは近づかなくなった私。

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余談でしたね。さていよいよ秋本番、私の教室も忙しくなります。生徒さんお募集、公開講座、5周年記念のイベントも開催したいし。生徒さんが増えることはとても嬉しいのですが、いきおい覚える曲も増えます。新曲を希望される方が多いので、教室の棚にはどんどんCDの数が増えてゆきます。その分費用もどんどん増えてゆきます。家に帰っても聴きながら別お仕事をしています。PR用のパンフレットやシーズンごとに講座案内(三つ折り)譜面の整理。すべて私一人の仕事なのでかなり疲れます。しかし楽しい日々です。何時までもこの穏やかな暮らしが続くように月の中の母にさっき頼んでおきました。



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