SSブログ

訪問者は誰、誰なの [黄昏に向かって]

秋晴れの今日、きっといい日になると信じていたのに、朝からひどい事になりました。介護保険の引き落としが確認されないと訪問者。着替え中ですと断っても大声で喚き散らした後「ドアを開けて顔を見せて下さい」と怒鳴ります。私が警察呼びますと言ったら帰りましたが。実際は何処から来た人だったのでしょうか?
P1281098 (1).yy88.1500.jpg

人は生まれてきた時、善なのか悪なのか私にはわかりません。子供の頃路上で拾った一円玉や五円玉を交番に届けていた私達世代。そんな世代の私が社会の中でひっそり暮らしています。しかし今の時代、弱者は悪にかかったら美味しい餌。『喧嘩に勝つには弱いものと喧嘩する事』。意味不明と思われた言葉ですが、社会の風潮も何だかそんな具合?
P5230211.yy88.1500.jpg

明るく住みよい街にしたい! 夢みたいな私の理想なんて権威や悪の前にはもろく崩れてしまいそう。長生きも好いけれど、弱者を守る世の中になっていなければ夢は叶いませんね。そんな事、考えさせられた一日でした。夫の急死した後の嵐のような恐ろしい日々。債権者と名乗る亡霊が昼間から家の周りをゾロゾロ。二度と見たくない悪夢です。
PC070488 (3)ps77.1500.jpg

秋の日は釣瓶落としというけれども、私がこの街に来てまだ2年。冬から秋までを2度繰り返しただけです。あの頃の亡霊はもう出ない筈でした。しかし近頃、権力という名の亡霊より恐ろしい生霊が暴れ始めました。言葉では理解し会えない相手ですから私の命はもう風前の灯。
nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

歌びとのつれづれ [歌人生]

自炊という言葉、今はほとんど使われていないのかも知れませんね。何時か書いたのですが、私の家は下宿屋をしていました。当時の学生さんは自宅から通うか、下宿をするかアパートを借りて自炊しながら学校に通うかだったように思います。
P5230229 (3).yy88.1000.jpg

何故急に自炊の話題になったのか、自分でも可笑しいのですが、今の私の生活は何だかその頃の学生さんたちの暮らしぶり、その中でも自炊をしながら勉学に勤しんでいたあの青春に、ふと似ているような気がしたのです。
P3310406 (2).yy88.1000.jpg

初老の女性でも以前は主婦でしたので、三度の食事は普通に作れます。しかし一人暮らしになると食事イコール料理とは行きません。三回に一度ぐらいはしっかり料理しますが、TVを見ながらPCを打ちながら食事をする態は何だかあの時代の若者像が浮かびます。
P4060615.yy88.1000.jpg

あの時代の青年たちは純粋で情緒があり、情熱的で慎ましやかだった。失礼だったらごめんなさい。思い出に出てくるあの人、この人。どんな人生を歩まれたのでしょうか。私は後悔半分、幸せ半分の人生でした。最近同じ世代の方々がどんどん減ってゆきます。これはもう恐怖。しかし現実です。
P6280214.yy88.1000.jpg

そんな日々にあって目の前の事を一生懸命に追いかけていると、恐怖や不安も一時的には消え、小さな小さな幸せ求めて頑張っている自分がいます。可愛い猫達とも同居は出来ませんので、今日も明日も写真の猫達との会話を楽しんで暮らしています。
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

雨ん中 [歌人生]

寒いです。寒すぎます。今日は15℃ほどの気温しか上がらないそうですが、急な気候の変動で体調を崩してしまいそうになります。全てが自己管理、自己責任でしょうが、世界中のあちこちで起こる気候変動にはこれから先の不安を大きく募らせまっす。
P4060601.yy88.1500.jpg

さて川越祭りの興奮からもう3日が過ぎました。これからはすべて来月から始まる公開講座への準備になります。全8回の配分、原稿は書きませんが、受講者さんへのレジメはしっかり作ります。昨年に引き続き2度目になりますので、時間の配分などは大丈夫かと思いますが、説明のためにホワイトボードに描く図についてはこれから練習です。
P4060626.yy88.1500.jpg

そういえば図で思い出したのですが、小学生の時、ポスターが入選したことがありました。予防注射の呼びかけのポスターでした。あの頃は絵画というより今でいうPOPみたいな感じの絵を画用紙によく描きました。また全く反対の墨絵風の竹林をお習字の墨や朱で描くのが好きでした。竹の絵にはたいそう拘ったきがしますが、今はその片鱗は全くありません。幾つのなっても人生はチャレンジ!雨の一日、皆様もお健やかにお過ごしくださいね。
P6050051 (2).yy88.1500.jpg

nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

何時だって独り言。 [黄昏に向かって]

一人暮らしももう5年、そろそろ限界かなって感じる日もあります。しかし何かに夢中になるとき、あぁ~独りで良かった!と思います。
PA140266.yy88.1500.jpg

体中が軋むような音を立てて痛む日もあれば、足の先まで血が通い立ち振る舞いが軽やかな日もあります。これが加齢現象なのでしょうか。
PA140274.yy88.1500.jpg

川越に暮らして43回目の秋です。そして秋も深まった昨日と今日は川越まつり、参加は出来ませんが見物は充分できました。空模様を心配していましたが、幸い昨日は曇り空でしたが、沢山のお見物客に混って祭りに酔いしれる事ができました。お囃子の音が今も耳に残るようです。
PA140294.yy88.1500.jpg

来年も再来年も見物の群れに混じれるかどうか神のみぞ知る。でも生きる事は素晴らしい事。そしてたまには独り言で自分を励ますことも生きる知恵だと信じて、人生の最終章に突入したいと思います。(写真は川越祭りに参加した徳川家康の山車です。撮影2017.10.14)



nice!(7)  コメント(17) 
共通テーマ:地域

夏が往くとき [夢半ば]

秋になると思い出すことがあります。それは落ち葉にまつわる話。その時の話を始めるときっと涙が溢れて止まらないと思います。どちらも儚くてこの手から零れ落ちそうな思い出です。
CIMG4403.yy88.1500.jpg

その一つは幼児だった頃の話。もう一つは…内緒、内緒。どちらも抜群のロケーションがそこにはあります。まず一つ目は文京区にある護国寺の境内。確か音羽ゆりかご会が傍にありその歌声を聴きながら落ち葉を日が暮れる頃まで一人集めていた気がします。
CIMG2542.yy88.1500.jpg

私が4歳から通っていた音羽幼稚園も同じ敷地内にありました。また家から護国寺へ進むますぐな並木道(音羽通)には都電が走り、秋には色づいた銀杏の葉が風に舞い、まさに昭和がありました。私はその道を毎朝、幼稚園のある護国寺に向かって歩きます。思い出の街と思いでの景色は今も褪せません。
PA100118.yy88.1500.jpg

そして私が再び銀杏並木にてあったのは今から十数年前になります。その日は埼京線沿線のとある料亭で催される薪能の夕べに行く事になった私、知人とは現地で待ち合わせて出掛けました。駅に近い美術館、その裏手に広がる閑静な住宅街を貫く銀杏並木。すこし肌寒くなった頃の夕暮れは行交う人もなく、ちょっと不安になった私、しかしそのロケーションの素晴らしさと、ほんのすこしの後ろめたさで気が付けば私は足早に坂を上っていました。
PA100117.yy88.1500.jpg

目的地の料亭は大正ロマンの趣のあるお店。お庭に組まれた能舞台にすっかり酔いしれた私。舞台が佳境になったときそのとき一陣の風が吹き、熟した柿の実がポトリと舞台へこぼれました。しびれてた足を気にして立てなかった私に、ふと手を差し伸べてくれた遠い人。ただこれだけの思い出なのに…。
PA160231 (2).yy88.1500.jpg

秋の夜長に思い出すのはやっぱり麗しい幼い日々と、二度と帰らない不惑の恋、そしてそれは最後の片思い。時は流れ並木道にも殆ど出会うことが無くなりました。でも私は今も並木道が好きです。人生のの黄昏に思い出す一コマ一コマには、あの日々の少しだけ切ない思い出があるから『我が人生に悔いは無し』と言い切れる気が致します。




nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

一病息災でゆこう~。 [黄昏に向かって]

久しぶりに早寝したのですが、時ならぬ緊急速報、地震でした。急いで庭側のサッシを開けて靴下を履いて。縁側には三毛猫ちゃんがいて物音に驚いて、大きな目で私を見つめていました。
mike.yy88.1500.jpg

TV各局は地震速報を流していましたが、30分以上たったいまはもう通常の放送に戻っています。すっかり目が覚めた私は、ある資料を作成することに。その資料とは11月からスタートする公開講座で使用するレジメや毎回の進行表などです。
P8200409.yy88.1500.jpg

歌手になった時も『遅い遅いデビューですが…」と激励の言葉を頂きましたが、講師になって講座を開設したのも更に遅い遅いスタートです。しかし人生100年時代に突入したのですから、まだまだ頑張れると思っています。
P8200423.yy88.1500.jpg

守りたいもの、続けてゆきたい仕事を持つようになってからの私、健康については気を配るようになりました。食事・睡眠、そして心の健康も。振り返ってみれば遅い遅いスタートがあったからこそ長生きを目指そうという気になったのだと思います。
P8200417.yy88.1500.jpg

長年住み慣れた家との別れ、可愛い盛りの福三ちゃん(家猫)を送った悲しみ。まさかの転倒では顔や胸や首を正面から床に強打。気が付いた時に生きている自分にビックリしました。あれから間もなく1年が過ぎます。時々痛みますが、気にしなくなりました。一病息災の気持ちで、ためらわず挑戦する喜びをまだまだ続けたいと思っています。






nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。