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『てんてん手毬』 [夢半ば]

童謡やわらべ歌を思い出す年(年齢)になりました。母が歌った子守歌は流石に覚えていいませんが、幼いころ母が歌って呉れたあの歌、この歌は沢山覚えています。その中の一曲『毬と殿様』という歌の一節に『おもての通りへとんでった とんでった』という箇所があります。手毬で遊ぶ子供の小さな手がそれて、手毬は表の通りへ飛び出しました。なんとビジュアルがある歌なのでしょうか。大好きです。
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何だか今の私に似ている、ふとそう思いました。偶然が物事を大きく変えることもありますね。そしてその偶然が私の上にも起こりました。10月も下旬に入ったある日、教室に大好きな大きなユリを見つけました。私はふと、忘れかけていたあの時代を思い出しましたのです。生け花に懸けた若き日の事です。
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華道家になる夢を見て入校したのは、当時お茶の水にあった生け花の専門学校でした。そこでの3年間はほぼ毎日花を生けてはスケッチ、華展での生け込みや美術館巡り、もちろん卒論の提出もしました。卒業後は結婚したにも関わらず、更なる上級を目指して堀之内にあるⅠ先生に教えを乞うて弟子入り。しかし、若き日の夢は激しくもあり脆くもあったようです。
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さて『毬と殿様』へ戻りますが、表の通りに『とんでった手毬』は通りかかった紀州の殿様のお籠の上に…。そして紀州のミカンになったそうです。私は考えました。ミカンには慣れないけれど、収めた技がある。そうか『総合力』を働かせれば…。
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暫くして不思議な事が起こりました。長い事まさに悲願だった或ことがこの度進展し成就する事となりました。まさに夢です。『てんてん手毬』のようにいつの間にか…そんな感じです。ミラクル!です。来年はきっと面白くなりそうな予感が。頑張ります!



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