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風騒ぐ [八重の狐]

時の流れについて物思う頃がありました。遠い遠い昔です。『あと3年ぐらい待てる?』そんな言葉を生まれて初めて聞いたのは十九の時でした。当時社交ダンスに夢中になっていた私、パートナーとしてダンス初心者だった私を導いて下さったWさん、N大を卒業し、そんな言葉を残して大阪へ。
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その時の私は何を思い何を考えたのかもう忘れてしまいましたが、心の中に大きな穴が開いたように…。しかし当時はそれを初恋とも気が付かず。その後結婚までの年月、再び彼のような良きダンスパートナーに巡り逢うことはありませんでした。
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其の後30代になり再びダンスに巡りあった私、ダンス教室で出会ったSさんは私より7歳年上ねダンス歴はかなりの方。其処からまた私のダンスへの想いは再燃。明けても暮れてもダンス三昧。しかし10代の時の踊りのように羽根を持った私にはとうとう出会うことは出来ませんでした。其の後ダンスとの縁が薄くなり、私には殆ど縁が薄かった不動産、建築の業界でスキルを積むことに
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初めての職場は東京丸の内、職場の先輩は所謂不動産のスペシャリストばかり。入社時から2年間は同行させて頂きながら勉強の日々でした。仕事が終わると八重洲界隈のスタンドバーで飲み歌った日々、此処から私の営業マン人生が始まりました。
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不動産から建築へと舵を切ることになったのは川越に転居後になります。この仕事も更にエキサイティングでした。初めての輸入住宅と対面した日、勉強のために北米、カナダへの研修旅行。建築営業のみならず設計士へ挑戦た日もありました。しかし2級建築士試験では学科のみ合格、3年間の猶予があるものの実技では2年とも落第。当時はきっと泣き叫びましたが、今ではいい思い出です。
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悲喜こもごもの人生ですが、その人生の沢山の経験や出会った方々の思い出が今の私を育てて下さったと改めて思う今日この頃、これから私、今度は誰かの思い出になれる自分でありたいと秘かに心に決めています。
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