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終活なんかしたくない! [夢半ば]

3.11の今日、休日でしたので、午後3時まで自宅でTVを観ました。大勢の方が命を奪われ、大勢の方は未だに寂しさや不安を抱えながら暮らされていますね。家族を救えなかった事で自分を未だに攻めている方も。逝く人送る人、別れは何時だって残酷ですね。
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唐突な話題ですが。
病気で夫を送った時、若しかしたら私の努力が足らなかったのかと、随分自分を責めました。運命と簡単に思う事はできませんでした。生きている方が辛いのかも知れません。しかし、かといって後を追うこともで出来ませんでした。
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人は生きている限り予期しない災禍に挑まれる事もあります。しかしそうであっても私、今流行の終活は嫌いです。夫の終末期もお医者さんは言いました。「奥さん私から言いますね。あと1週間しかないと…」「…」絶句する私。時間がない事もショックですが、本人に「あと数日の命ですよ」言える筈がありません。余りに心無い言葉に大声でお医者さまを怒鳴りつけました。すると「でも何かしておくこともあるかも知れないし…」と。確かにそうかもしれません。しかしやっぱり本人に『あと数日限り』と命の期限を伝える事は残酷です。
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なので私の時も言ってほしくは有りません。断捨離や終活は生き方としては立派ですし成る程と思います。しかしその時を知ってどうなるのでしょう。準備しながらその瞬間を待つのですか? 愚問でしたごめんなさい。しかし『告知』の流行には大いに疑問です。知る権利もあるけれど…。知らされた人の心の葛藤、苦しみどう救えるのでしょうか? どんな最後になるかは神のみぞ知る。私はそういう生き方でいいと思っています。

※菜の花は八百屋さんで買った食用菜の花です。今朝開き始めました。
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いっぷく

私は、昨今流行のピンピンコロリや平穏死には反対なんです。
たとえば、私は闘病期間も人生の道順と思っています。
大杉漣さんは、「もう少しやりたいことがある」というインタビューの直後に急死しました。
ピンピンコロリというのは、かくも残酷なものです。
闘病期間があれば、回復できる可能性もあるし、回復しなくても、家族がなるべく納得できるよう、そして心の準備ができる期間になります。

平穏死。言葉はきれいです。でも、家族のことは何も考えていない観念的な響きです。
死ぬ人は死んで終わり。可愛そうなのは残された人です。
いろいろ考え方はあるでしょうが、残された人の心の準備のために、死ぬ人が最後のご奉公で延命の悪あがきがあったとしても、責められるものでしょうか。

最近は、老親を兄弟に押し付けた核家族や、葬式も密葬・家族葬が多いため、
現代人は人の死と向き合う機会が少なくなりました。

ピンピンコロリや平穏死がいいというのは、そうした、死をリアルに受け止めたことのない綺麗事だと思います。
by いっぷく (2018-03-13 00:04) 

marine

いっぷくさま、貴重なご意見ありがとうございます。

by marine (2018-03-13 02:07) 

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