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猫心 [猫]

三毛猫の福三ちゃん、もう3歳になりました。元来大人しい仔ですが、こう毎日留守番ばかりでは外が気になって仕方がないようです。そうした寂しさを補う為にソックス投げをして遊んであげます。この遊びは代々の猫が大好きで、上手にジャンプしてまた投げ返して来ます。
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猫と暮らすようになってから気が付けば20年余りが過ぎました。それまでは小型のマルチーズやトイプードルだったので、最初は戸惑いました。しかし猫も犬同様、愛情深い動物だと分りました。先のトラ吉の死もすべて私の事を考えてた彼の選択だった気がします。重病ではありましたが、気力もしっかりしていて苦しがる様子もなかったのに、或る夜私に最後に別れを告げた後、そのまま息絶えました。
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その頃、転居を考え出した私が、猫達の事で先に進めなくなっていた事を彼は知っていたのです。それでまだ若い福三ちゃんに私を託して一人逝ったのです。私の心の重荷を軽くしてくれたのでした。もうあれから半年近くが経ちました。そのいきさつを知るや知らぬや、押し入れに仕舞われた小さな骨壺に、福三ちゃんは特別の愛着がある様子。自分で襖を開けては骨壺に体を擦り付けています。
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私達人間と猫や犬、言葉は違うけれど、何となく解りあえるし、お互いに思いやる心も持っています。でも考えれば先の不安も。それはまだ3歳の福三ちゃん天寿をまっとうするのは推で15、6年後、その時私は?
まあ考えてもせんない事。生きると言う事は、人間も動物も天から預かった命だと、しみじみ思う私です。


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