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夢の続き [夢半ば]

2012年8月、まさかの出来事が起こりました。30年連れ添った夫が急逝。それ以降の日々は信じ難い事の連続、辛いと言うより不思議で不思議でたまりませんでした。クライマックスは夫が書いたと言う念書(サインはありません、文字も夫の筆跡ではありません)が証拠として出され、ジ、エンド。あの書面は一体誰が書いたのでしょうか?現在でも不明です。
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そしてあれからもう三年という月日が経ち、私は今とても幸せです。ぐっすり眠った後は穏やかな朝がまっています。縁側の向こうには大好きな紫陽花の木もあります。梅雨の時期にはきっと…。あれやこれや目新しい景色の中で新鮮な感動にも出会います。人生の黄昏になってもまだするべき仕事にも恵まれ、思いがけない展開になりました。
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子供の頃の話になりますが、全く苦労を知らなかった2,3歳の頃から、『今に見て居ろ僕だって』という童謡の一節が私の口癖だったそうです。勿論聞き覚えたばかりの言葉が自然い口をついたのかも知れませんが…。しかし成人しても私の心にはいつもその言葉が住み着いていました。
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この言葉今にして思えば、負けず嫌いな性格なのか知ら?とも思いますが、そうで無い部分もあるのです。この言葉は自分への暗示、言い換えれば応援の言葉なのです。こうもしないと元来がのんびり屋で万事のろまだった私。競走社会ではまったく生きて行けない人間になっていたのかも知れません。
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営業畑を歩いた日々が長かったのですが、どうにか満足できる軌跡が残せたと思っています。そして今、全く畠の違う『歌の指導者』として忙しい日々を送っています。『歌の道』への方向転換がなされたのは、2009年の歌手デビューでした。もちろん全く見知らぬ世界で起こる事柄はとてもエキサイティングで楽しかったですが、今は歌の講師という立場に、とても生き甲斐を感じています。
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<歌は世につれ>などと良く言われていますが、確かに自分の過去を振り替えてみると時々に流行った歌の向こうに、その時代の自分があります。振り返る過去が沢山ありますが、その中でもまだ色冴え冴えと強く残る思い出には案外『歌』がぴったり寄り添っていたりするものですね。

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 昨年秋から川越に開講した歌謡教室も2年目に入りました。レッスンスンに来て下さる受講者さんに支えられて今日まで来ました。勉強の合間、生徒さんとの愉しいティータイムも私の宝です。こうしてあの辛く悲しい日々の事がどんどん忘却の彼方になりました。

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毎日、朝のひと時にはこれからの夢に向かって思いを馳せる私ですが、歌を通して何ができるのか、真剣にしなやかに考えている所です。もう見る事が出来ないと思っていた夢の続きが見られたのですから、微力かも知れませんが、持てる力を惜しみなく使って生きてゆおうと思っています。
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