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演歌が心に沁みる夜 [演歌人生]

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さっきからYouTubeに聞き入っている私、画面から流れる曲は潮騒、大好きな中村美津子さんの曲です。ここの所半月ぐらいすっかり声が出ない私です。もう本当に、どうしたらいいのでしょうか。風邪でもないし、花粉ももう終わりでしょうし、残るは一つだけストレス。取り敢えず耳鼻咽喉科で診て貰うつもりです。
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さて今夜のタイトルは『演歌が胸に沁みる夜』、実は私の人生、ほんとに本当に演歌が似合う、いいえ殆んど演歌の様な人生なのです。振幅が大きい人生でしたので、一つ一つがそこだけで演歌になる場面ばかり。自分からそうしているのではなく、自然とそうなってゆくのです。言い換えれば波乱万丈の人生でした。生まれてすぐからそうだったようです。もっとも当時を知る人は全くいないので、今となっては亡母の証言だけが唯一の手がかりです。
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私自身の記憶にある演歌の様なシーン。それは一人の女性が登場します。髪を後ろで束ねてから、襟足に楕円形に丸めて止めてありました。薄いピンクベージュのようなワンピースを着ていました。夏の頃のように記憶しています。祖母に呼ばれて客間に、それから丁寧に「いらっしゃいませ」とお辞儀した私、多分7歳か8歳ぐらいだったと思います。交わした言葉は覚えていませんが、とても優しそうな美しい人でした。とても印象の強いシーンでした。いまでも顔かたちみなりは覚えているのですが、名前は分りません。
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そして12年後の長崎、長崎の祖母に逢いに行った二十歳の私、しかし父の養母(母)は歓迎の養子ではありませんでした。さくらで東京に帰る日、私と母が乗った車両にある女性が駈け込んで来ます。開いている窓から母の手をしっかり握って、『来ていらっしゃること知らなくて』、そう云ってお互いしっかり見つめ合い発車間際まで手を握っていました。あのシーン。あれは一体何だったのでしょうか。母からは何の説明もありませんでした。
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この二つのエピソードを思い出してみても、なんだか私の人生、相当演歌っぽい人生の様です。そして青春時代、親離れの為の苦行の数々。その後結婚、海外生活、OL時代、命をかけた大恋愛、再婚、半年だけのお母さん、自営業、母の病気と死、夫の死、一人で生きるための闘いの日々。このどれもが涙無くしては語れない事ばかり。でも実はその間にも、今はまだ云えない恋もありました。
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そんな訳でとても思わせぶりですけど、今度機会があったらぼつぼつと、聴いて下さいね。だから私、本当は演歌が大好きです。そして今夜も美津子さんの何とも言えない艶っぽい歌が聴こえて来ます。母も大好きだった中村美津子さん。今夜は『潮騒』をずっと聞きながら眠りに付きたい私です。おやすみなさい。

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