SSブログ

能楽堂への想い。 [青春の残像]

春の嵐が吹き荒れた昨日今日、幸い私が住む川越地方は穏やかな天候に恵まれました。少し早い時間に教室を出て八幡神社へお参りしました。この神社へは此処に転居以来よく来ています。静かな佇まいが好きです。
P3020918.yy88.1500.jpg

日暮れ間際の参道には蝋梅や梅の花が咲いていましたが、写真を撮るには時間がすこし遅すぎたようです。その後デパ地下で紅シャケのお寿司を買って帰宅。深夜になってからTVで歌舞伎の玉三郎さんの番組を観ました。
P3020923.yy88.1500.jpg

私の母は歌舞伎や新派の舞台が好きでしたが、若い頃の玉三郎さんも大好きでした。その玉三郎さんの解説で踊り『藤娘』の舞台を観ました。私も小学生の頃日本舞踊を習っており藤娘はほんの少しだけ教えて頂きました。三郎さんの解説の中で能の話になり、大曲の観世会館の名が出てきました。私は余りの懐かしさに一瞬戦慄が走りました。
P3020919.yy88.1500.jpg

観世会館のある大曲は毎日乗った都電の停留所があります。電車は停留所を大きく回り上り坂になります。その次の停留場が伝通院です。私はこの電車に乗り伝通院にある女学校に通っていました。女学校の授業で何回か観世会館で能を見物した気がします。半世紀という大きなスパンで一瞬にしてタイムスリップ。まさに夢のような時間でした。玉三郎さんの踊りも素晴らしく、この時間だけはPCの手を休めて見入りました。最高の料理を食べる至極の刻をも超える濃密な時間でした。




nice!(13)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

nice! 13

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。