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横隔膜は大丈夫? [猫]

老猫トラ吉は18歳になります。公園で逢った時、彼は1.5歳でした。故マリ号(ミックス犬)が母親がわりでとても気立ての優しい猫になりました。しかし体には沢山癌があり、鼻にもあります。その彼が数日まえから重篤な状態にまでなっています。
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私の長い髪が大好きなトラ君、来世があるのなら、今度は私が猫でトラが飼主? いいえ恋人同士で出会いたいです。思いやりのある優しい猫。お別れの日が来るのは辛いですが、この家で母を送り、夫をおくり、そしてまた2頭の室内犬マリ、コリを送りました。そして今度も最愛のトラ吉を送るのでしょうか?気が滅入ります。
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教室を開業して6カ月、まだまだ少人数ですが、好い受講生さんに恵まれて幸せな日々を送っています。他人に何かを教える、この作業はとてお難しい事ですが、音楽の場合はさらに難し気がします。その理由は音楽への嗜好はかなり先天的な個性だと思えるからです。
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そこで、私の教室ではまずコミュニュケーションを大切に考えています。歌の実技だけえは伝わらない細かなニュアンスを伝える為には、耳を傾けて貰えるいい関係が必要なのです。数値や形で伝えられないリテールの部分、それは見て、聴いて、理解する必要があると私は思っています。そしてそれが出来た時、ついつい手を取り合って喜びを共有したい程の私です。
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世代も違う、性別も生き方も様々な方々ですが、歌に対する思いはみな一緒。歌が大好き、そして最近では「歌う事は健康に良い」が共通キーワードになっています。確かに歌う事で心身の健康にかなり効果がありと今、期待されています。私も虚弱な体質でしたが、歌を続けて居るうちに、健康には少しずつ自信が付いてきたと、思っています。
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しかしそんな自惚れは見事折られてしまいました。先週の金曜日の昼下がり、私は駅への近道を少し足早に歩いていました。もう目の前が駅という路地の終点間際、急に体が…、思った時には両膝が地面についていました。次に感じたのは、右胸の痛み、まるで『滑り込みセーフ』したような恰好で地面に貼りついていた私、何が起こったのか理解できません。そしてあの事が頭を過ります。キャー大変、私の横隔膜は大丈夫? 
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そうなのです。歌う為に大切な大切な横隔膜、確か肋骨付近?  体を障って痛みを確認したくも起きられません。ガマガエル状態。 首を回せたので斜め後ろをみると、運動服の子供達が4.5人歩いてきます。良かった!と思いましたが、彼等は一瞥すると笑いながら、路地へ左折して行きました。数分だったのか、数秒だったのか、どう起き上ったかも覚えていませんが、ふらふら状態で駅に行き、電車に乗って教室にたどり着きました。
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そして教室での私はいつものように、持参したおにぎりもプリンも平らげ、訪問者のUさんとも1時間程歓談しました。その日は用事が多く、教室を出てからも川越西口の川越南公民館と水道局へ。最後は知人のお店へ。そこで貼り薬を頂き、美味しい焼きそばとサラダをご馳走になり、猫の餌や食品を東武ストアーで買い、電車に乗り、最寄り駅からは徒歩で我家へ。床に入れたのは12時過ぎでした。
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そして、やれやれと思ったのも束の間、大変な光景を目にしました。新しい掛布団に鮮血と煮凝りの様な物が、その汚物が何だったのか今でも分りません。病気のトラ吉なのか三毛猫のミーちゃんなのか?でも考えるよりは兎に角掃除。掃除には30分ほど掛かりましたが、その最中に胸に痛みが走りだしました。流石にちょっと涙が零れました。こんな事に負ける自分の意気地なさに怒りを覚えながらも、やっぱりシクシクと泣きました。二匹の猫はすまなそうに首を垂れて蹲っています。
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ごめん、ごめん貴方達が悪いんじゃないのよ。こんなに遅くなってごめんね。外猫さんへの食餌もその夜は僅か、翌朝は昨日って飼ってきたカリカリとパウチに入ったの魚フレークを。室内猫で老猫トラ吉は殆んど水ばかり。しかしこの週末はとても大切な週末でした。新しい受講生の方が見えるのです。その日も次の日曜日も教室へ。しかしその時間が有ったればこそ、これからの私があるのですから、トラ吉を信じて留守にしました。
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人も動物もいつかはたった一人で旅発ちます。でもその最後の瞬間が幸せである為には、いい出会い、いい仲間。そして一つ、あの世でも自慢出来る実績や経験を持つことです。それがあれば、幸せな人生だと言い切れると思います。お陰様で私、あの世に逝ったら自慢できることがやっと見つかりました。後は実績を重ねて行きたいと思っています。
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