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昭和遥かに(その2) [黄昏に向かって]

あれから1年が経ちました。あれから…とは私が前歯を折るような怪我をしてから…、という事になります。人生で一度ならずも二度、一時とは言え意識が無くなるような怪我はこれで2度目でした。
最初はいまから多分ですが、15年程前の事です。無保険車の車に追突され、気が付いたら大勢の人が回りを囲んで「あっ生きている!」と叫びました。
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引かれたのか、飛ばされたのかよく覚えていませんが、郊外型衣料店の駐車場での出来事でした。救急車も呼ばず、その女(ひと)は近所の病院に私を連れて行きました。私をひいたその車で。しかし昼休みという事で30分ぐらい待たされてレントゲン検査。何処にも骨折がないからと帰宅させられました。
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それから1ヵ月身動きできない激痛で別のお医者さんへ。しかし単なる打ち身だと言われとうとう苦しみながらも治しました。その頃は自営でしたので、会社へ出てから病院通いでした。また母が特養でお世話になっていた頃なので、“入院してはいられない”という気持ちでした。
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次の怪我が去年の11月末の頃、体調も良いので案外身が軽い筈だったのに、足元の小箱につまずいて気が付いたらすこし首を傾げたままベランダの厚い扉の框に首を載せた状態、体はそのまま床にうつ伏せ、しかし胸を庇うように腕が体の下になっていたので、胸の痛みもなく多分肋骨等は折れなかったようです。この時あ外科は行きませんが、歯科へ行き半年近い治療になりました。
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歌う為には当然ですが、口の中の環境が大切です。その為全治までの日々は声が安定しない事もありえます。しかし私の場合は多少はその傾向もあったものの、すぐ慣れ、むしろ自分の新しい喉との出会いがあった気がします。
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さて、時代は超高齢化時代、現代の高齢者は70代も80代もとても元気でチャーミングです。私も此れからはそうありたいと思っています。しかし…思うばかりでは何も進みません。今からはこんな事したいと思っている事があります。私が生まれてから毎日のように聴いていたあの歌、この歌。これを歌い続けてみたくなりました。それらの歌の続きに私の青春時代があったように思えるからです。何だか私のルーツにさえ思えるのです。
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あの頃の時代は日本がまだ貧しかったけれど、若しかしたら人の心には新しい息吹を感じていたかも知れません。昭和の歌、物心ついた時からラジオから流れてきた歌。私は子供心にも「大人になったら絶対歌いたい!」そう思っていました。港の見える丘、蘇州夜曲、星影の小径、東京キッド、かりそめの恋 星の流れに カスバの女 等々。まだまだ枚挙の暇もありません。
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昭和20年代の歌ですから私も勿論うろ覚えです。しかし、これらのメロディーに何故が不思議と心が動かされる私、まさか1歳や2歳の幼女に理解は不可能ですが…。どうしても歌いたい私です。勿論歌手の方々も実力のある方ばかりでしたので同じように歌うななんてとてもできません。時代の幕開けに歌われたあの頃の歌は、甘く切ない中にも真実があり夢があり、そうして心に残る歌声。
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もしあの歌・歌を唄う事が出来たら…、もう一度昔のように一途な心に戻るかも知れないかと…。これは妄想ではありません。心は何時も乙女のように“ときめく”心、それが幾つまでも元気でいられる秘訣かなと思う私です。皆様はどうお考えでしょうか?




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コメント 2

いっぷく

聞いているだけでそのときの気持ちが
蘇ってくる、歌にはそんな力がありますね。
私は音痴なので同じように歌うことは
考えていませんが、昔の歌を聞くことは
よくあります。
by いっぷく (2018-01-28 21:05) 

marine

いっぷくさまコメントありがとうございます。本当に歌は記憶の中にある想いや感覚までが蘇ることがあると思います。
by marine (2018-01-28 22:54) 

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